群馬県高崎市で復興支援員さんたちを対象に「メンタルヘルス・セミナー」を開催しました

平成28年12月22日、群馬県高崎市にある浪江町復興支援員群馬県駐在事務所にて、群馬県の避難者への復興支援活動を行っている支援員さんを対象に「メンタルヘルス・セミナー」を実施してきました。

時間は10:00~12:00の120分程度で、内容は以下の通りです。

  1. 「聴いて、話して、元気になろうよ」講話
  2.  CISS日本語版を用いたストレス時の対処行動の確認
  3. 復興支援員さんたちの支援の現状、不安、ストレスなどの意見交換

参加者は群馬県の復興支援員4名でした。まず初めに、CISS(日本語版)を用いて各支援人がストレスを感じたときにどのような対処行動をとるかを確認しました。その後「聞いて、話して、元気になろうよ」というテーマで心のケアや傾聴についての講義を行いました。

講義終了後、CISSの結果をもとに各自のストレスに対する対処行動のタイプを確認し、今後のメンタルヘルスへの活かし方について説明を行いました。そして最後に、現在の避難者への支援の現状や対応困難な事例についての現状を伺い、対応の仕方や今後の展開について意見交換を行いました。支援員からは、「特別な支援の必要がある避難者を言動や表情等からどのように判別したらよいか」、「否定的な発言を繰り返す避難者へどのように対応したらよいか」などの質問があり、それらの質問をもとに活発な話し合いが行われました。

復興支援員駐在所は全国に10ヵ所あり、これまで4ヵ所で行うことができました。事後アンケートでは、「事例をもとに具体的な対処法を知りたい」、「ストレスチェックは的を得ていてよかった」などの意見が寄せられたため、今後の参考にさせていただきます。

メンタルヘルス・セミナーの場面