本部門は,数多くの国内・国際学会や研修への参加により,国際交流・連携体制をつくることができる人材を育成するために設置し,被ばく医療総合研究所及び保健学研究科グローバル人材育成推進部門と連携して,①若手教員や学生の放射線科学に関連した教育研究における国際交流の推進と支援,②被ばく医療に関連する東南アジア諸国,欧州及びオセアニア地域の教育研究機関との交流推進,③韓国原子力医学院(KIRAMS)との放射線災害対応訓練の推進と協力体制の構築を活動目標にかかげ活動を行っております。特に,若手研究者や学生間での教育研究における国際交流とその支援体制を構築・発展させることを目的とし,大学院生や若手教員が中心となり若手研究者のための放射線と健康に関するシンポジウム(ESRAH)や放射線科学に関する日本-タイ二国間セミナーを毎年開催しております。さらに,KIRAMSとの核テロ対応合同訓練や大学院生の国際学会参加支援も継続的に実施し,グローバル・ネットワークを拡大・強化する活動を行っております。これらの活動を通して有事の際の国際連携体制の強化に資するとともに,国際共同研究の輪を広げ,海外機関研究者との共著論文や海外からの留学生の増加につなげていきたいと考えております。
活動内容
- ESRAHの開催
- カセサート大学での放射線科学に関する日本-タイ二国間セミナーへの教員派遣
- KIRAMSとの国際ジョイントリサーチシンポジウム
- KIRAMSとの緊急被ばく医療合同訓練
- 大学院生への国際学会・研修会等への旅費支援
- CELOD(ストックホルム大学)への学生派遣
- その他のグローバル人材育成に資する活動
活動紹介
ESRAHの開催
大学院生や若手研究者が中心となり国際シンポジウムの運営を行い,海外の著名な研究者による講演と若手・学生によるポスター発表を行なっております。
放射線科学に関する日本-タイ二国間セミナー
チュラロンコン大学,チェンマイ大学,カセサート大学,コンケン大学と放射線科学に関するセミナーを開催しております。
KIRAMSとの核テロ対応合同訓練
核テロに備えた緊急被ばく医療に関する訓練を韓国原子力医学院と合同で平成25年度より行なっております。
大学院生の国際学会参加支援
国際学会で口頭発表やポスター発表を希望する大学院生を対象に旅費や参加費を支援しております。