放射線に関する対話集会「おしゃべり会」を開催しました。

令和元年度「第3回~第10回」

開催場所 開催日時 参加人数
南町団地集会所 ( 通算開催2回目 ) 7月23日(火) 9:30~11:00 11名
上町団地集会所 ( 通算  2回目 ) 7月23日(火) 13:30~15:00 7名
中原団地集会所 ( 通算  4回目 ) 8月27日(火)9:30~11:00 2名
下神白団地集会所( 通算  3回目 ) 8月27日(火)13:30~15:00 13名
牛越団地集会所 ( 通算  3回目 ) 9月18日(水) 9:30~11:00 2名
西町団地集会所 (   初開催   ) 9月18日(水) 13:30~151:00 なし
西町団地集会所 ( 通算  2回目 ) 12月12日(木)9:30~11:00 2名
牛越団地集会所 ( 通算  4回目 ) 12月12日(木)13:30~15:00 4名

「おしゃべり会」は、浪江町外(南相馬市といわき市)の復興公営住宅集会所で開催しています。参加者には、放射線に関して普段から疑問に思っていることを質問していただいたり、住民同士の交流の場として、ご自由に参加いただいています。大学では、放射線や保健医療を専門とする教員や学生、大学院生、健康相談員が参加者をお迎えします。また参加者には、浪江町で貸出されている放射線測定器に関する資料や、大学で発行している「副読本~よくわかる放射線~Ver.2」などを配布し、説明の際に参照できるよう配慮しています。

今回は、「水」に関する話題をご紹介します。「河川水」や「水道水」、「井戸水」に関する質問は多く、安全性について参加者の関心は高いようです。浪江町の各取水場では水質検査に加え、常に放射性物質濃度測定が実施され、放射性物質は検出されておらず、その結果は浪江町ホームページで確認できます。セシウムのほとんどは土壌に吸着されていると考えられ、土壌に吸着したセシウムは移動しにくいので、地下深くまで浸透することはなく、井戸の蓋や配管の破損等がない限り井戸水への影響もありません。ただし土壌に吸着したセシウムは、多量の雨などで堆積物が舞い上がることにより一緒に運ばれる可能性があります。

浪江町の「広報なみえ」には、空間線量の測定結果が随時掲載されているので、そちらも併せて確認してみると良いでしょう。

南町団地集会所(2回目) 上町団地集会所(2回目)
中原団地集会所(4回目) 下神白団地集会所(3回目)
牛越団地集会所(3回目) 牛越団地集会所(4回目)
西町団地集会所(2回目)

本活動は環境省再委託事業「リスクコミュニケーションに係る拠点の活動支援」として弘前大学が実施しています。