平成30年8月26日(日)に放射線に関する対話集会 平成30年度「第3回・第4回おしゃべり会」を開催しました。

第3回・第4回おしゃべり会は、南相馬市の牛越団地と北原団地で行い、牛越団地では参加者はおられませんでしたが、北原団地では5名の方が参加して下さいました。

牛越団地では初めての開催でした。今後も放射線に関する対話のニーズの有無について把握していきたいと思います。

北原団地では3回目の開催でした。放射線の基礎知識や計測器について説明した後、皆様から放射線に関する疑問や気になっていることについてお話し頂きました。

トリチウムの海洋廃棄による魚や漁業における風評への影響について質問があり、トリチウムの管理方法や海洋廃棄の基準、半減期などの特徴について回答がされました。また、除染土壌が詰められたフレコンバッグの仮置き場や、家畜や野生動物等に関する話題の中で、計測器の種類や機能について関心が高まったため再度説明し、そうすることで放射線に関する理解が進むようでした。

浪江町に戻りたい理由として、代々の土地とお墓を守ることや、住み慣れた土地で暮らしたいというものがあり、戻れないと思う理由として、商業施設や医療施設の少なさや、避難先での生活基盤が形成されていること等が話され、思いを共有できたようでした。

北原団地での様子

本活動は、環境省「リスクコミュニケーションに係る拠点の設置等」事業として実施しています。